今回はさつまいもを使って干し芋を作りました。
さつまいもには品種が複数あり、どのさつまいもが干し芋によく合うかを確かめるため複数品種のさつまいもを使って干し芋を作ってみました。
干し芋は低カロリーで栄養価が高く、健康的なおやつとして段々人気が集まってきています。
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なので今回は干し芋の干し方や何日干したら美味しくなるか等の様々試してみました。
干し芋にした品種
紅あずま
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日本の代表的な品種でホクホクとした食感が特徴です。
一般的には干し芋にはせず焼き芋にする場合が多い品種ですが果たしてどうなるか気になります。
紅はるか
こちらは焼き芋から干し芋まで何でもござれの定番品種です。
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他の品種よりも糖度が高いためそのままお菓子としても重宝されます。
シルクスイート
紅はるかの親品種である「春こがね」と「紅まさり」を掛け合わせて誕生した比較的新しいさつまいもです。
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紅あずまや紅はるかと比べても出荷数は少な目です。
滑らかな食感が特徴です。
五郎島金時
石川県の地域で生産されているさつまいもです。
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甘みが強く食感はホクホク系のサツマイモです。
繊維は少なく滑らかな食感です。
干し芋の作り方
炊飯器を使って蒸す
炊飯器を使う事でじっくり熱を加える事ができるため、炊飯器で加熱する事をオススメします。
もちろん蒸し器でも大丈夫です。
さつまいもの先をカットして炊飯器にうまく収まるようにします。
そして蒸すための水をワンカップ程度入れます。
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炊飯器は玄米モードを使ってなるべく長い時間炊飯を行います。
長時間じっくり加熱する事でさつまいもの甘さが引き立ちます。
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玄米モードがなければ通常の炊飯で問題ありません。
炊飯が終わったら加熱具合を確認します。
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竹串やつまようじを刺して問題なく通るようでしたら完成です。
皮を剥く
皮はなるべく熱いうちに剥きます。
さつまいもの皮は薄いので手剥きは大変です。
なのでヘラやこのようなフォークでやると簡単です。
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さつまいもが熱すぎる場合は手袋をしながらやると良いでしょう。
1cm幅にカットする
干し芋にしては厚めかもしれませんが、水分が抜けた後は7mmほどの厚みになり、食べ応えのある丁度良い厚みになるのでオススメです。
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干す
100均で売っている干物用のネットにスライスしたさつまいもを並べていきます。
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天気の良い日に日陰に干しておきましょう。
日数は3日~4日やるといい感じに半生な干し芋になります。
100均のネットは1段ですが、ネットでは複数の段になっているネットも手に入ります。
ひっくり返す
折り返しくらいの日数で干し芋をひっくり返します。
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高確率で網にひっついていますのでひっくり返す際は慎重に剥がしてあげましょう。
たくさん作ったので入りきらないやつは冷蔵庫で干してみました。
食レポ
紅あずま
外で3日間干したものを食べてみましたが、固すぎて食感も良くありませんでした。
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冷蔵庫で3日間干したものは適度に水分が残っていてそこそこ美味しく食べる事ができました。
甘みは少なく水分もほとんどなくボソボソとした食感なので、干し芋には向かない品種だと思います。
凄くお腹に溜まる感じがするのでダイエットには良いのかもしれません。
紅はるか
右がは3日間外で干したものですが、さつまいもらしい食感がある程度残っています。
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そして何より3種類の芋の中で甘さは一番です。
ここまで甘くなるのかと驚くほど甘いです。
砂糖を使わない自然の甘さなので身体にも良く素晴らしいです。
左は冷蔵庫で同じ期間干したものですが、水分が残っておりかなりしっとりとした仕上がりになります。
甘さはどちらもほぼ変わりありません。
シルクスイート
こちらも3日間外で干したものですが、紅はるかや紅あずまよりも水分がある程度残っています。
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食感がねっとりとしていて舌触りが良くとても滑らかです。
干し芋なのにスイートポテトを食べているような食感です。
甘さは紅はるか程ではありませんが、程良く甘さはあり上品な感じです。
正にシルクスイートと言う名にふさわしいのではないかと思います。
五郎島金時
こちらは3日間ほど室内干ししたものです。
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若干しっとり感はあるものの、ホクホクとした食感が強めに残っています。
味は甘みがしっかりとあり、これも悪くないなと思うような仕上がりになりました。
紅あずまよりも断然美味しくできました。
シルクスイート(丸干し)
こちらは細めのシルクスイートを丸ごと干し芋にした所謂丸干しの干し芋です。
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通常の干し芋より乾燥に時間や手間がかかるため高級品の干し芋です。
スーパーではまず売っていない幻の干し芋です。
皮を剥く際に表面のくすんだ部分も一緒にそぎ落とす事で綺麗な色になります。
味自体は普通に作った干し芋と大差ありませんが、丸々干し芋を楽しめるのはとても良いです。
手間をかけた甲斐がある仕上がりになりました。
総評
今回は複数のさつまいもで干し芋を作って食べ比べしてみました。
結論的には甘さは紅はるかがピカイチで、食感の良さはシルクスイートに軍配が上がります。
紅あずまは干し芋には向いていませんでした。
日本ではさつまいもの品種は40種類あると言われていますので、今後も別の品種が手に入りましたらそれを干し芋に加工して食べ比べしてみたいと思います。
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