今回は千葉県の川でクロダイをルアーで狙うチニングをやってきましたのでチニングのテクニックやポイントを紹介します。
チニングはクロダイをルアーで釣る釣り方の総称です。
クロダイは悪食で何でもよく食べてダンゴ釣りやヘチ釣りで釣るのが一般的ですが、最近はルアーで釣る方法もじわじわと人気が出てきています。
クロダイがルアーでヒットした時間・ヒットしたルアー・ヒットさせた動かし方等解像度の高い情報を提供させていただきますので是非最後までご覧ください。
チニングのタックル紹介
ロッド
DAIWAの4ピースのシーバスロッドを使用しています。
4ピースなので自転車・電車での釣行に適しています。
最近の4ピースロッドは性能が上がっているので2ピースと変わらない使用感で使う事が可能です。
飛行機での旅行にも使いやすいです。
リール
リールはDAIWAの3000番のリールを使用しています。
番手が大きいほどスプールの直径が大きくなるので飛距離が出ますが、何回もルアーをキャストするので3000～4000番が良いです。
良いグレードのリールほどドラグの性能が良くなるのでより細いラインで飛距離を出しつつ警戒感を薄れさせる事ができるので可能であれば良いグレードのリールを購入する事をオススメします。
ライン
ラインはPEラインの1号を使用しています。
飛距離と感度を出すためにはPEラインは必須です。
リーダー
リーダーは16LBを使用しています。
ラインの号数×４がLBになるのでラインのLB×4倍の太さのリーダーを使うのが基本です。
筆者の場合は１号のラインを使用しているため1号ラインをLBに直すと4LBになるのでそれを4倍にして16LBとなる計算です。
ルアー
ルアーは全レンジに使えるバイブレーションルアーを使用しています。
動きが手元に伝わってきやすいのとロッドの角度で攻めるレンジを変えられるので汎用性が極めて高いです。
重さはロッドの負荷によって選ぶと良いでしょう。
筆者の場合は30gくらいまでを使用しています。
ロッドの負荷と釣る場所の水深・広さ等で使い分けましょう。
チニングでの釣り方
ロッドは立てて巻く
ロッドを立てて巻く事でバイブレーションは綺麗にウォブリングをします。
そして当たりも取りやすいのでロッドはなるべく下げない事をオススメします。
ただ潜らせるレンジを多少変えるために立てる角度を調節しながらやりましょう。
ずっと同じ角度で巻いているとルアーが浮いてきてしまうので巻いてくる度に徐々にロッドを下げると良いです。
巻くスピードは0.7～0.8秒でリール1回転
クロダイは追うスピードは結構速いので早めに巻いても問題ありません。
1秒1回転では少々遅くあまり反応しないので、もう少し早めに巻く意識を持ちましょう。
巻くスピードはあくまで筆者が使っている3000番のハイギアのリールを基準にしているので、違うリールの場合は微調整する必要があります。
当たりがあったらラインを常に張る
クロダイは口が硬いのでフッキングが甘くなりがちです。
筆者もそれで何回もバラしています。
なのでラインは常に張る事を意識してください。
必要に応じてドラグを調節しながらやりましょう。
ポンピングで食い込ませる
合わせを入れた後にもう一度ポンピングをしてしっかりとクロダイの口に針を食い込ませましょう。
ルアーの針が劣化している場合は交換した方が良いです。
針が錆びていたり何回も釣って先が削れていたりすると針掛かりが悪くなります。
新品の針でも刺さりが甘くバレる事が多いためここが重要なポイントとなります。
しっかりフッキングさせるには固めのロッドが良いと思います。
チニングのポイント
江戸川河口
江戸川の河口周辺はシーバスを狙う人がたくさんいますが、クロダイの実績もあります。
ウェーダー履いて行くと更に遠投ができます。
養老川
千葉県市川市を流れる広大なフィールドである養老川もクロダイの実績があります。
海寄りに行くとマゴチを釣る事もできます。
湊川
湊川は富津市を流れる川で上流ではアユを釣る事もできます。
シーバスの実績もありますがそこまで広くないのでルアー以外にウキ釣りで狙うのもありです。
花見川河口
検見川浜と幕張を流れる川です。
小魚が多くいるためフィッシュイーターであるシーバスやクロダイの実績が多くあります。
実釣
水深は比較的浅いエリア
春先のノッコミの時期に釣りをしてみました。
この時期は比較的浅瀬にクロダイが寄ってくるとの事です。
まずは手始めにボロボロのバイブレーションを投げます。
こういうバイブレーションを投げる事で、仮に根掛かりをしてルアーを失ってもあまり痛手にならないようにサーチ用のルアーは必ず用意しましょう。
ボロボロのルアーがなければ100均のルアーでも大丈夫です。
時間帯は夜
何度かチニングはやっていますが、夕マズメ～夜にかけてが反応が良いです。
クロダイは警戒心が強い魚なので人影が見えやすい日中よりも夜の方が釣れる傾向があります。
水深がある程度あれば足元付近にいる事もあるので、ワーム等を用意して誘う釣りも有効です。
クロダイは悪食で色々なエサで釣れた実績がありますが、中には消しゴムで釣れた事もあるそうです。
ブラックバス並に色々なパターンで釣れるようです。
上げ潮で釣るのがベスト
今回は上げ潮時にヒットしました。
今までクロダイがヒットしたのも上げ潮である事がほとんどでした。
潮が動くことで水中の酸素量が増え、魚の活動が活発になります。
クロダイはフィッシュイーターでもあるため、潮が満ちてくると浅瀬にも魚のエサが集まりやすく、それを狙ってフィッシュイーターも岸に寄ってきます。
もちろん下げ潮のタイミングでも釣れない事はないので下げ始めから2時間くらいの間は諦めずに狙っても良いと思います。
着水して数リトリーブ後に強烈な引き
バイブレーションが着水してからボトムまで沈めて数回リールを巻いた後に重みを感じたので合わせを入れるとヒットしました。
強烈な引きと共にドラグが出されます。
少しドラグを締めた後にポンピングをしてしっかりと食い込ませます。
ポンピング後はドラグを少し緩め、ラインテンションを緩めずにやりとりをします。
クロダイゲット
2～3分やりとりをした後にクロダイが上がってきました。
しっかりと口にフッキングしています。
ランディングネットがないと上げられない大きさでした。
そして帰り際にもう一匹ヒットしました。
2匹とも同じバイブレーションでかかりました。
大きさは1匹目と同じくらいです。
とても力強い引きで楽しかったです。
釣果・実食
2匹とも40cmオーバー
釣り上げた後に現地で血抜きをして持ち帰りました。
上が44cm・下が41cmでした。
その後捌いてみましたが身のコンディションがそこまで良くなかったので加熱して食べる事にしました。
ムニエルは安定の美味しさ
皮目の匂いが若干気になったため、皮を剥いで身だけにしてムニエルを作りました。
身自体はホクホクで臭みもほぼなく美味しかったです。
切り身にして一晩水気を抜いたのが良かったと思います。
魚の下処理は本当に大事です。
フィッシュアンドチップス
フィッシュアンドチップスは片栗粉・薄力粉・炭酸水・ベーキングパウダーで衣を作り、180℃の油で揚げてみました。
白身のフワフワさにサクッとした衣が非常に美味しいです。
身自体に旨味があるので塩コショウだけで十分美味しいので是非やってみてください。
総評
今回はクロダイをルアーで釣る方法を紹介しました。
クロダイは悪食のためルアーでも気軽に釣れる魚なので狙うのをオススメします。
引きが強く食べても美味しいのでエサ釣りと合わせてルアーでも釣ってみていただければと思います。
コメント