今回は千葉県でアナゴ釣りの方法やポイントを紹介します。
筆者は毎年千葉県内でアナゴ釣りをして通算で100匹以上は釣り上げています。
なのでそのテクニックや仕掛け・実際に釣れるポイント等を紹介します。
最後にアナゴの美味しい調理方法も別途紹介します。
筆者が狙っているアナゴは「マアナゴ」で比較的簡単に釣れる魚の中ではトップクラスに美味しい魚だと思います。
アナゴの釣り方
基本的に夜釣りで釣る
アナゴは夜行性の魚のため、日中はめったに釣れません。
日中は砂の中や岩の隙間等にいて、夜になってからエサを求めて出てきます。
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なのでアナゴを狙う場合は、夕方から釣り場で用意をすると良いでしょう。
仕掛けは安い2本針等でOK
仕掛けはキス針やうなぎ針等の流線形の針であれば何でも良いです。
このような専用の針もあります。
キス針で狙う場合は10号以上をオススメします。
それ以上に細いと大物がかかった時に切られてしまう恐れがあります。
おもりはジェット天秤の8号~20号辺りをその場の状況に応じて使い分ければ良いです。
夏は大物・秋~冬は小型で数狙い
夏の時期は旬で産卵期もあってか数は出ないものの、50cm以上の大型がかかる事が多いです。
一方で秋口からは30cm前後の小型が増え、その分数が釣れてくる印象です。
基本的には通年釣れる魚です。
時合いは結構シビア
夜釣りをしていればずっと釣れ続けるわけではなく、日没から2~3時間辺りが勝負です。
この時間帯に集中して釣れる事が多く、それ以降の潮が引いてきたタイミングではほとんど釣れません。
なので短期間勝負でやった方が良いと思います。
遠投しなくてもちょい投げでも釣れる
マアナゴは必ずしも陸から遠い場所にいるわけではありません。
数mちょい投げした先にいる場合もありますし、はたまた足元にいる事も普通にあります。
なので遠投で釣れない場合は、手前から探ってみるのも有効な戦略です。
竿は一般的なファミリーフィッシング用の道具でも釣る事が可能です。
エサは基本イソメでOK
マアナゴは雑食性なので基本的に何でも食べますが、イソメで良いと思います。
イソメは針先よりも長めにつけてアピールをしつつしっかりと食わせます。
アナゴは他の魚のように俊敏にエサを食べるわけではなく少しずつ食べるので早合わせせずに飲ませるくらいゆっくり目にします。
なので当たりが出てもしっかりと待ち、竿に重みを感じたら上合わせでしっかりとフッキングさせて釣ります。
大型のアナゴは底まで引きずり込まれそうなくらい強い引きがありとても楽しいです。
秋の時期に小型のアナゴが多い場合はジャリメにしてもよく釣れます。
ちなみに筆者はカワハギ用の竿でアサリを付けて足元に落としても釣れた事があります。
たまに釣れる別種のアナゴ
千葉県ではマアナゴだけでなく別種のアナゴも釣れる事がありますので、覚えてください。
クロアナゴ
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マアナゴより大きくなり、黒っぽくて体の側面に斑点がないのが特徴です。
マアナゴよりも味は数段落ちるのと、小骨が非常に多いので骨切りしないと食べられたものではありません。
更に犬のような独特の匂いがするのでリリースする人も結構います。
筆者的には手間をかけた割にそこまで美味しくないので釣れたらリリースをします。
クロアナゴは館山近辺で釣った実績があります。
ゴテンアナゴ
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マアナゴより淡い色をしていて白っぽいので見た目ではわかりやすいと思います。
最大でもマアナゴより大きくならず大体30cm前後のものが釣れます。
マアナゴよりもあっさりとしていますが味は良いので釣れたら持って帰っても良いと思います。
ただ筆者も2回しか釣った事がありません。
木更津と富浦付近の漁港でそれぞれ釣った実績があります。
千葉県のアナゴ釣りポイント
木更津中の島大橋下
中の島大橋下の夜釣りでアナゴを釣った実績があります。
ここは対岸まで遠くないのでちょい投げでの釣果が見込めます。
ただ船の往来やルアーマンがいるので周りには注意しながらやりましょう。
袖ヶ浦港
こちらは袖ヶ浦駅と長浦駅の間にある漁港です。
アナゴも釣れますが、アジ・イワシ・サヨリ等の実績もあります。
長浦港北袖
こちらは長浦駅の北側にあるポイントです。
夜釣りのアナゴも面白いですが、アジ・シロギス等の実績があります。
ここはヒトデが非常に多いので苦戦しますが、色々と釣れて面白い場所ではあります
大貫港
こちらは富津市の中部にある漁港です。
砂地が広がっていてシロギス・ハゼ・メゴチ等の実績があります。
マアナゴは内側のポイントで実績があります。
マアナゴの調理方法
美味しいマアナゴの見分け方
美味しいマアナゴは太さがあり、色がくすんでいてお腹が黄色っぽいのが最高のアナゴです。
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上が実際に筆者が釣り上げたアナゴの写真ですが、この中最もコンディションの良いアナゴは一番下のアナゴという事になります。
実際に一番下のアナゴを捌いてみると内臓脂肪がたっぷりと入っていて脂の乗りがよく最高に美味しかったです。
江戸前の寿司屋で使うアナゴは35~40cm前後が多く、このサイズが小骨を感じずに食べる事ができるので重宝されます。
木のまな板に目打ちして捌く
プロと同じやり方で、ヒレの前辺りに目打ちをして捌きます。
ぬめりがあるので慣れない方はキッチンペーパーやタオルを敷いてやるとやりやすいと思います。
ただ直線に開いていくだけなので慣れたら他の魚よりも簡単です。
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中骨はそこまで硬くないので30cm以下のアナゴなら無理に開かずぶつ切りにしても良いと思います。
煮アナゴ
酒100cc・水100cc・みりん100cc・醤油50cc・砂糖大さじ2を入れて煮ダレを作り、クッキングシートかアルミホイルを落としぶたにしてアナゴを入れて弱火で20~30分ほど煮込むと良い感じに煮アナゴができます。
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箸で簡単に切れるくらい柔らかく脂も程よくありとても美味しいです。
40cm以上の大型のアナゴが釣れた時は煮アナゴにすると食べ応えがあって美味しいです。
あなご飯
煮アナゴを作り、煮アナゴとその煮ダレをご飯に入れて炊くとアナゴの旨味たっぷりの炊き込みご飯ができます。
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香ばしさが欲しいときは焼いてタレをつけたアナゴにしても良いと思います。
アナゴ天ぷら
こちらは言うまでもない鉄板料理ですね。
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35cmくらいまでのアナゴを天ぷらにするとホクホクでとても美味しいです。
おかずからビールのお供まで何にでも合います。
アナゴの唐揚げ
こちらは筆者オススメの調理法です。
醤油大さじ1・酒大さじ2・ショウガ・にんにくチューブを適量入れたタレに短冊切りにしたアナゴを10分~15分ほど漬けて片栗粉をまぶしてカリカリになるまで揚げます。
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こちらはどのサイズのアナゴでも大丈夫です。
小さいアナゴならカリカリの香ばしい感じに仕上がり、大きいアナゴなら表面はカリカリで中はジューシーな鶏のから揚げのような食感に仕上がります。
アナゴの唐揚げは知名度こそありませんが隠れた絶品メニューだと思います。
アナゴの刺身
アナゴの刺身も作ってみました。
アナゴは血液に弱い毒があるので処理を入念に行う必要があります。
前提として生きたアナゴを締めて血抜きをした上で、捌いてからも血液が付着した部分をしっかりと取り除きます。
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その後皮のぬめり取りと塩もみをして丁寧に洗います。
今回は腹身の方を刺身にしました。
腹骨をすいてからそぎ切りしました。
アナゴの皮は思ったよりも薄く皮引きは結構難しかったです。
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わさび醤油で食べましたが、味は脂があり歯ごたえもしっかりとありとても美味しかったです。
臭みやクセもなく普通に美味しい白身でした。
鮮度が良いアナゴが手に入りましたら皆さんも是非やってみてください。
総評
今回はマアナゴの釣り方・ポイント・調理法について紹介しました。
江戸前のアナゴは脂が良く乗っていて大型なら引きも強く釣って楽しい・食べて美味しい・比較的簡単に釣れる素晴らしい魚だと思います。
是非皆さんもアナゴを狙ってみてください。
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