今回は銀製品をネットで安く入手する方法と本物を見分ける方法について紹介します。
最近は銀製品を含め貴金属類が軒並み相場が上昇しているので銀製品への注目も高まっています。
メルカリやヤフオクでお得に銀製品を入手する方法と銀製品の種類・類似品の紹介・本物の見分け方について紹介していきたいと思います。
更に偽物にあたりやすい商品とあたりにくい商品についても紹介します。
主な銀製品の種類
純銀
純度100%のシルバーです。
主にインゴットや近代に発行された銀貨が純銀です。

SILVER・シルバー1000や999と記載されていれば純銀に相当します。
最近はシルバー1000という表記はやめて999と記載する事が多いです。
中国で作られた純銀だと足銀と記載されています。
純銀は柔らかすぎて加工には向かないため少々他の割金が入っています。
2025年現在は1g辺り200円前後で取引されています。
カレンシルバー
シルバーが95~97%入っています。
タイ北部の少数民族であるカレン族が作る銀製品の事を指しています。

ハンドメイドで自然をモチーフにしたネックレス・指輪等の商品が多いです。
スターリングシルバー
銀92.5%に銅が7.5%入っているものをスターリングシルバーと言います。
一番メジャーな銀製品です。

指輪・ネックレス・ブレスレット・イヤリング・メダル等あらゆる分野でスターリングシルバーが使われています。
銅を入れる事によってシルバーをより頑丈にしています。
指輪は多少曲げる事ができてサイズ調整ができるというのも特徴です。
シルバー925
シルバー925はシルバーが92.5%入っている事はスターリングシルバーと一緒ですが、割金として入っているものは銅ではなく別の金属です。
主にニッケル等が入っています。
用途はスターリングシルバーと全く一緒です。
それ以外
シルバー500~700といったシルバーの含有量が低い合金もあります。
主には昔の硬貨に使われていました。

日本の硬貨にも昔は銀を使っているものは数多くありました。
銀の類似品
洋銀
主成分は 銅 + 亜鉛 + ニッケルの合金でシルバーは全く入っていません。
主に銀杯やカトラリーに使われる事が多いです。

漢字で洋銀と書かれていたり洋白・ニッケルシルバーと書かれている事もあります。
値段は安く貴金属としての価値はありません。
シルバープレート
シルバープレートは Plated(プレーテッド)=メッキ の略です。
真鍮や銅の表面に 薄く銀をメッキ したものになります。

シルバーFに比べると銀の層が薄く、摩耗すると下地(金色っぽい地金)が出てきます。
シルバーF
シルバーFはSilver Filledの略です。
表面は本物の銀ですが、塗装だけなのでシルバーとしての価値はありません。

銀杯やネクタイピン等に多く見られます。
本物の銀製品の見分け方
刻印を見る
基本的にシルバー製品には刻印がある事がセオリーです。
刻印を確認して銀の純度を確認します。

もちろん刻印がある=確実に銀製品というわけではないので、様々な角度で検証が必要になります。
磁石反応を確認する
銀製品に磁石を近づけて磁性を確認します。

基本的に銀であれば磁石には反応しません。
純銀以下のニッケルが入っている場合は多少反応する場合があります。
持って重さを確認する
実物を持って重さを確認するとある程度わかります。
銀製品は比重が他の貴金属よりも重いです。
ニッケル・銅・真鍮の比重が8程度に対して純銀の場合は10.5なのでかなり重い貴金属です。
銀より重い貴金属は金・プラチナ・タングステン等限られた金属しかありません。
比重を計る
重さ÷体積で比重を求める事ができます。
まずはデジタルスケールで銀製品の重さを計ります。
1g以下の重さを計れる精密なスケールを用意しましょう。
筆者は以下のスケールを使っています。
0.01g単位まで計れてより精密に比重の計算ができます。
重さを計った後は水を張った容器に銀製品を糸等に吊るして入れると体積が出ます。

純銀の場合は10.5前後・スターリングシルバーの場合は10.3が基準となります。
筆者が測った範囲では比重が10を超えてくれば問題ないかと思います。
偽物の場合は比重が10には遠く及ばず8程度の物が多かったです。
音を鳴らす
銀製品を持って金属で叩くと金属製の風鈴のような澄んだ音がします。

キーンという音が1秒程度続くのが特徴です。
銀でない場合はただカチカチと音がするだけで反響もない場合が多いです。
ハイターに漬ける
銀製品をキッチンハイター等の漂白剤につけると黒く変色します。

変色した部分は重曹・熱湯・アルミホイルを入れて還元させる事で元に戻せるので確認のために漂白剤に浸してみるのはありです。
硝酸をかける
硝酸は有資格者でないと所持できないため現実的な確認方法ではありませんが、硝酸をかけると銀は化学反応により赤く変色します。
削る
削る事によってシルバーF・シルバーPかどうかは判別する事が可能です。
削って別の色が見えたら偽物という事になります。
大きさを計算して重さを確認する
銀製品購入時に直径や厚みが書いてあれば、そのデータを元に銀製品であるかどうかを確認する事ができます。
下記のサイトでは、地金の計算表があり、各形状の寸法を入力する事で寸法毎の重さが計算できます。
ネットで売っている硬貨やインゴット等にはとても有効です。
見た目は銀製品っぽく見えても上記サイトで寸法入力してみると商品説明に書かれている重さと足りていない事がよくあります。
ネットで銀製品を安く入手する方法
Yahooオークションの配信されるクーポンを活用
Yahooオークションでは久しぶりに購入する人や新規購入者に対してクーポンを配信する事があります。

そのクーポンを使って1000円~2000円引きで買い物ができるため、より安く銀製品を購入する事ができます。
価格帯安めの銀製品であれば1g100円前後で入手する事も可能です。
Yahooフリマのクーポンを活用する
Yahoo!フリマもヤフオクと同様に50%~70%オフクーポンを配信する事があります。

なのでこれらを活用する事で銀製品を安く入手できます。
金額上限がヤフオクよりは少ないのでアクセサリー等の小物系を買う時に便利です。
メルカリで不要品売却・紹介コード入力・クーポン活用
フリマアプリのメルカリで不要品を処分して自分の財布以外からの原資で買うのもオススメです。
メルカリもヤフオク同様にクーポンが時々配信されますが、5%オフ等そこまでお得ではありません。
割引率が大きいのは招待コード入力で貰える500円分のポイントです。

招待の上限はないので自分が始めたら色々な人に紹介をしてポイントを稼いで実質無料で銀製品を入手する事も可能です。
まだメルカリを始めていない方は紹介コード「WRVBEC」を入力して初めてみてください。
偽物にあたりやすい商品
刻印がないもの
見た目が銀っぽいというだけで飛びつくのは大変危険です。
刻印のないものは余程の目利きができない限り買わない方が良いです。
実際問題刻印がない銀製品というのは限りなく少ないです。
安いアクセサリー類全般
1000円以下のアクセサリーでシルバー925・スターリングシルバーと謳って出品されているのをよく見ますが、今のところそれらの商品で本物だった事はありませんでした。
大体は海外から輸入してきたものをそのまま売っている出品者のようです。
商品説明に素材シルバー925と書いてあって刻印があっても実際に届いてみると軽く比重を計ってもシルバーではないという事が多々あります。
なので安さと刻印に飛びついて買うと偽物を掴まされます。
ただ出品者も比重まで計っておらず悪意を持って出品しているケースは今のところありませんでしたので偽物だった場合は申し出をして返金してもらいました。
偽物にあたりにくい商品
安めの銀貨・メダル
大体数千円程度の銀貨・メダルは偽物が少ないと思います。
極端に安いものはそもそもシルバーではなく、高いものは偽物がよく作られます。
よって安すぎず高すぎもしないものについては、偽物を作ってまで儲けられるほど旨味がないので偽物はほぼないと思います。
銀貨であればカラーコインや1オンス銀貨がオススメです。
古銭の1圓銀貨や貿易銀も人気ですが、あれは偽物が多数で回っているので初心者は手を出さない方が良いです。
シルバーショップが出品している商品
シルバーを専門に取り扱っているお店であれば、流石に偽物を出す事はないと思います。
評価の数や取り揃えている商品を確認して信用に値する店舗であれば買って問題ないと思います。
総評
今回は銀製品をネットで安く入手する方法と本物を見分ける方法について紹介しました。
今後も貴金属の需要は高まり価値は上がっていくので資産としても期待ができます。
なので自分で見る目を養ってお得に銀製品を入手できたら良いと思いますので是非この記事を参考にしてください。